こんにちは!
私たちは埼玉県飯能市の山あいに住み、日々犬たちと自然の中で過ごしています。
家から1分で山に入れる環境なので、散歩コースはほとんどが山や川。
その結果、一年中ダニとの戦いです。
飯能は湿度が高く、木々が密集しているため、真夏でも真冬でもダニが活動しています。
春と秋は特にピーク。山に入れば100匹単位でダニを取ることもあります。
そんな環境で暮らす中で見えてきた、本当に効果のあったダニ対策をまとめました。
1. ダニはどこにでもいる。完全に避けるのは不可能
まず大前提として、ダニを完全に避けることは不可能です。
虫よけスプレーなど、ナチュラル系のものもいろいろ試しましたが、効果は限定的。
「やらないよりはマシ」という程度でした。
一時期話題になった超音波タイプの「チックレス」も使用しましたが、
家で観察してもダニが普通に近寄ってきたため、効果を実感できませんでした。
2. 一番効果を感じたのは「覆うこと」
最も効果的だったのは、肌を出さないように覆うことでした。
ロンパースやブーティーで全身を覆うと、ダニの付着が格段に減ります。
ロンパース
足先までしっかり覆えるタイプで、裾がピタッとしたものがおすすめです。
ダニは地面から登ってくるため、足元の密閉が重要。
私たちは主にMandarine Brothers、Nonstop dogwearのロンパースを使用しています。
商品:
Protector suit M 雪・泥・草の実から全身を守る オス犬専用プロテクタースーツ
Protector suit F 雪・泥・草の実から全身を守る メス犬専用プロテクタースーツ
ブーティー(足カバー)
足元のカバーはダニ対策とケガ防止の両面で効果があります。
軽くてフィット感のあるものを選びましょう。
おすすめは
Protector light socks high ハイキングロングソックス
です!
丈が長く、ぴったりとフィットする設計で脱げにくく、
実際に以前インスタに投稿した後、多くの注文をいただいています。
多くの飼い主さんが同じ悩みを持っているのだと感じました。
他にもいろいろな種類のブーティがあるので、チェックしてみてください。
サイズなどわからないことはお気軽にLINEにてご質問ください。
LINE:https://lin.ee/JLqGsIH
3. ダニの薬も欠かせない
自然派のスポットタイプも使っていましたが、効果は弱めでした。
現在はチュアブルタイプの「シンパリカ」を使用しています。
服用後は噛みついたダニが翌日には死んで落ちるため、安心感があります。
ポイント:
「ダニが寄ってこなくなる薬」は存在しません。
どのタイプでも、噛まれた後にダニを殺す仕組みです。
4. 山帰りは“ダニチェックタイム”
薬を飲ませていても、体についているのを放置するのは気になるので、
山散歩の後は毎回1〜2時間かけてダニ取りをしています。
長毛犬はピンセットで1匹ずつ。
“ダニの墓場”と呼んでいる小皿に水と食器用洗剤を入れたものに落とします。
短毛の子ならコロコロである程度取ることができます。
5. ダニがつきやすい場所チェックリスト
足(特に爪の間)
ひじ、脇
耳の中
目のまわり
しっぽの地面側(underside)
意外と見落としがちなのが“しっぽの裏側”。
葉に触れながら歩くことでダニがつきやすい箇所です。
6. 犬を守れるのは、飼い主だけ
どんな山でも、公園でも、ダニはいます。
だからこそ、毎日のチェックがいちばんの予防。
体を触ることで、ダニだけでなく小さなケガや腫れにも早く気づけます。
自然と生きる上で、ダニ取りは手間ではなく“日常の一部”。
今日もピンセット片手に、犬と自然を楽しんでいます。
7. ダニマスターsahoからのメッセージ
よく質問をいただくので、毎日ダニと戦っている“ダニマスター”の私が改めてまとめました。
大切なのは、焦らず、毎日しっかりと犬の体を確認すること。
そして、もしダニを見つけても慌てなくて大丈夫です。ダニはどこにでもいます。
丁寧に対処すれば大きくなる前に防げますし、もし大きくなってしまっても薬を見直せば問題ありません。
私たちは、山や自然の中で犬と一緒に生きています。
自然を“危険”と捉えて避けるのではなく、正しい知識と準備で楽しむことが大切です。
コンクリートの上だけで過ごすよりも、
自然の中でいきいきとした表情を見せる犬たちの姿こそ、私たちが見たい景色です。