愛犬と一緒に自然の中を駆け抜ける「トレイルランニング(トレラン)」は、近年注目が高まっているアウトドアアクティビティのひとつ。
舗装されていない山道や林道を走るトレランは、犬にとっても大自然の中を駆け回るという本能的な運動欲求を満たせる魅力的な運動であり、飼い主との絆を深める機会にもなる。
トレランとは?犬との相性について
トレイルランニングとは、登山道・山道・自然公園などの未舗装路を走るスポーツ。
アスファルトでは味わえないアップダウンや自然の風景が特徴。
犬も自然の中でのクン活や非日常の自然の中で遊ぶので肉体的だけでなく心も満たされる大満足なアクティビティ。
犬と一緒にトレランをするメリット
日常では得られない運動量と刺激で、犬のストレス発散に
飼い主と呼吸を合わせて走ることで信頼関係が強まる
犬と一緒に1つのことを成し遂げる達成感
共通の趣味を持つ仲間が見つかる(イベントや大会も増加中)
自然の中での活動により、飼い主自身のリフレッシュにもつながる
犬とトレランを始める際の注意点
1. 健康状態の確認
犬に激しい運動をさせる前に、関節・心肺機能・年齢などを確認。
1歳未満の若齢犬や高齢犬は距離を控えるなどの配慮が必要。
動物病院での定期的な健康チェックを推奨。
2. コース選び
初心者は起伏の少ない林道や川沿いの遊歩道など、安全で見通しの良いルートから始める。
夏場は高温による熱中症のリスクがあるため、標高の高い場所や木陰の多いルートが望ましい。
コースは事前に地図やYAMAPアプリなどでしっかりと確認しておく
距離は最初は5㎞以内に設定。距離だけでなく累積標高も調べておくと安心
3. 基本的なしつけとコマンド
「待て」「止まれ」「ついて」などの基本動作ができることが、安全確保につながる。
特に、野生動物への反応やすれ違いのランナー・ハイカーへの配慮が求められる。
下りでは犬が前に出て引っ張るととても危険なため、後ろにつかせて下ることや「スロー」の合図をかける。
4. マナーと安全対策
原則としてリード着用(法律や施設ルールに準拠)
フンの持ち帰りやゴミの管理など、環境保全への配慮
ハイカーとのすれ違い時には犬を停止、もしくは自分の近くに寄せる
犬用の救急グッズも用意しておくと安心
トレランに最適な犬用ギア
・ハンズフリーベルト(ウエスト装着型リード)
ウエストでリードを保持することで両手が自由になり、ランニング時の安定性が向上。
犬も走りやすくなる。
おすすめ商品:Touring bungee adjustable カニクロス用ベルトリード
・バンジーリード(ショック吸収リード)
犬の急な加速や停止の際の衝撃を吸収し、関節や腰への負担を軽減する。
おすすめ商品:Touring bungee adjustable カニクロス用ベルトリード
・犬用ハーネス
胸や胴体でしっかり支える設計のものが望ましい。首輪のみの使用は避け、走行時の安定性と安全性を確保。
おすすめ商品:Rush harness 普段使いからカニクロスまで可ハーネス
・水分補給グッズ
コンパクトに折りたためる水ボウルと給水ボトルは必須アイテム。走行中や休憩時にこまめな水分補給を心がける。
犬と参加できるトレラン関連イベント
近年は、犬と一緒に参加できる「ドッグロゲイニング」「カニクロス」「ドッグマラソン」などのイベントが全国各地で開催されている。
特に関東・東北・関西圏では定期的に大会が行われており、初心者でも気軽に参加可能。
競技性よりも「楽しむこと」が重視されるイベントが多く、犬と走る体験を共有できる貴重な機会となっている。
私たちが開催しているイベントはこちらからチェックしてください。
犬とのトレランは、運動と信頼を深める最高のアクティビティ
犬と一緒に山道や林道を走るトレイルランニングは、単なる運動を超えた体験となる。
自然の中での活動を通じて、犬とのコミュニケーションや信頼が深まり、飼い主自身のアウトドアライフもより豊かなものになる。
初めての人でも、道具とルールを整えればすぐに始められる。
休日の散歩を、少しだけ“走る”アクティビティに変えてみてはいかがだろうか。